昼休み。 朔が不安そうな顔をして私の方を振り返って話しかけてきた。 「ねぇ、美海。なんかあったの?」 「え、どぉして?」 親友の問いに慌てて顔を上げる。 「なんとなく、元気ないから…」 「そんなことないよ、なんもないよぉ」 さすが、朔にはわかっちゃうんだなぁ。 でも、こんなことで心配かけたくなくて笑顔で否定した。 「そぉ?なんかあったらちゃんと言ってよ?」 「うん、ありがと」 朔との会話に少しだけ元気が出てくる。 そんなこんなで数日が過ぎた。