「お母さん、そんな毎日が祟って体調崩しちゃって…それでも無理矢理働いてた…」 「私はまだ中学生で…なにも、してやれなかった…」 「ある日、頑張りすぎてたお母さんが壊れちゃったんだ…」 「……」 「…体力的にも、精神的にも…限界だった…」 「昼と夜のお仕事の合間に私をこの海に連れてきて…」 「ま、さか…」 目を見開いてそう呟いた藤沢クンをちら、と見て悲しいような辛いような顔をする。 「私の目の前で…海に飛び込んだの…」 「……!」