幻で見たあなたは眩しいほど輝いていて。


結局、私が知りに知りつくしている2つの合戦の話を聞かされ
社会の時間は終わった。

どうせならもっとマニアックな話がよかった…。


その後、時間は過ぎていき、昼休みとなった。

今は、沙奈香と机を合わせて菓子パンを頬張っている。

「愛さ、今日の社会眠かったんじゃない?」

「いや、眠くはならなかったけど…。正直めっさつまんなかった」

「だよね~。だって今日の話愛に聞いたことばっかだったもん」