きゃーっ! もうやばし!三成様やばし! 三成様が現代にいたらきっとファンクラブとかできてただろうな~っ! ……あ、そういえば私にもファンクラブがあった…って言っていたっけ? えーと、誰だっけ…。誰が言ってたっけ…。 そう、たしか男の子だったはず…。 「…いたっ!」 また頭痛。 「もう、なんでなのっ?思い出そうとすると痛くなる…」 ならもういいや。いつか思い出すよね。 私はそのまま、三成様が用意してくれた布団に閉じこもった。 大事なことを忘れていることに気がつかずに。