私の隣にいる圭は、幼なじみ。

幼稚園のときから今の高校2年までずっと一緒だった。

圭は顔立ちもよくって、運動もできる。
性格もいいから女子にはかなりの人気があった。

私はそんな圭が幼なじみだと思うと、とても鼻がたかいんだ。

「あ、やっべ、消しゴム忘れた…。愛、2個持ってるか?」

「持ってるよ。はい」

「さんきゅ!放課後には返すわ」

圭はニコッと私の方を見て笑った。