「そこで何をしている」




凜とした声が響いた。

私、そして男たちも声のする方を向く。



そこには、馬に乗った美しい男性がいた。

後ろには、もう一人男性がいる。


「貴様ら、この地の者ではないな?」

「あらら、ちょうどいいところでしたかな?」

二人の男性は馬から降り、こちらへ近づいて来た。