「んっ、い…たいっ」



突然、頭痛が襲ってきた。



「な、にこれ、目の前が…ぐにゃぐにゃしてる……っ」

「あ、愛っ!大丈夫か?!」

「け、圭っ、た…すけて」

私は膝から崩れ落ち、屋上のコンクリートの床に倒れてしまった。





「…い!……しろ!…れ!」




だんだんと遠のいていく意識。

圭の声ももう聞こえなくなってきた。



私はそのまま、意識を手放した。