幻で見たあなたは眩しいほど輝いていて。


「しかも先生三成様の話出さなかったし…
なによ、官兵衛の話ばっかしちゃって!」

「ま、今大河ドラマで人気だからねー。しょうがない」

「まったく…。戦国のところだけ私が先生になりたい」

「それはだめっしょ。もう、愛の戦国好きには困るなぁ~」

沙奈香と一緒にこんな会話をしていた、その時。


「愛。メシ食い終わった?」

私に声をかけたのは圭だった。

「あ、まだもう少しかかるよ。何か用?」

「いや、じゃあメシ食い終わったら屋上来て」

「あいよー、なるべくはやく行くね」

「わりいな」

そう言うと、圭は教室を後にした。