ぱっと手を離された。 それだけでも、私にとっては十分すぎる攻撃で。 蒼……? 「やっぱり!蒼くんの地元でお祭りあるからみんなで来てみたんだよね!運が良ければ蒼くんに会えるかもって!」 私の知らない人。 蒼と同じ、高校の人。 「よかった!嬉しいな、蒼くんと会えて」 「まっきーすっごいソワソワしてたんだよー!蒼くんーって!」 「ちょっと、言わないでよー!」 蒼、何ていうの。 私の前で、なんて返すの。