夏の色にまぎれて。





「蒼くん、誘えた?」




「うん、行くって」



 
「よかったね」





お母さんに着付けてもらいながら話す。




本当に良かった。



あの嫌な顔みたら、もうダメだって思ったけど、ねちっこく頑張ってよかった。