非行少女

公園の木がザワッとした。
サササァー。血の気が引いていく。
最悪だ..これは同じ学校の..


ヤンキー集団だああああああ!!!


こっちに気づいたのに気づいたのか
手を振ってくる。なんなの!?

あんまりしゃべったことないのに

私は下に話しかける。

「まゆっ、やばいっ、ヤンキー集団だよっ..」
「えっ?いいじゃん」

ケロッとした表情でこっちを見てくる。

なにがいいのよ~~~~~!!!
こんなところヤンキーに見られたらガキって思われちゃう!

でも..繭にいったら(こいつ気にしすぎだろ)って思われそうだから

「そっ、そうだね..きにすることないね」
苦笑いしながら私は言う。