非行少女


夜の冷たい風と冬の外で飲むお酒は最高だった。

周りの空間が冷めきっている中わたしだけが暖かいのがとても心地いい。

私はさっきからなぜか庄平のことばかりみてしまう。
トクトクと心臓が動く。

こんな時間が続いてほしい。なんて思ったのも、つかの間で。

「じゃ、俺らコンビニにいってくるから。」

そういって立ち上がった。


行っちゃうんだ...。

じゃあね、と私は皆に手をふる、
というより庄平に手を振る

それに気づいたのかこっちに近づいてくる。

トク..トク..心臓は不規則に動く。

「じゃあな」そういうと共に庄平は手をあげた。

私は叩かれるのかと思って目をつむる。
すると...





口に人間の暖かさを感じた。ーー





.