お姫様と7人の王子

「天界に住んでいる狐の神の子。

ほとんどの神は人間に子供を産ませるんだ。

我らの神が木蓮家の咲月お嬢様…あなたの母親に目をつけた。

とても美しい容姿と心の持ち主だったからな。

それで神とあなたのお母さんとの間に生まれたのが白羅なの。

その後すぐに母親からの記憶は消されてるのよきっと。

生まれてすぐの白羅を神様直々に私のもとに連れて来てね。
人間界での生活をさせたいなんて言うから驚いたよ。
神様が人間の記憶を全部すり替えてさ。
白羅を私が産んだことになってるし。」

な、なんとなくは理解した…かな?

「ほとんど人間界での生活をさてるんだけど、時々妖界に遊びに来るんだ。

じゃないと私も白羅も妖気が足りなくなってしまうからね。

そうそう。
この子は今アメリカの学校を受験したんだよ。

来年からはアメリカの学校に入るんだ。」

「頭いいんですね!」

「ゆらなんか7カ国後話せるし、大学も卒業間近じゃねーか。なんでそんな奴が小学校なんか行くんだよ。」

え?そりゃ。

「私普通の人間として生きたいし。義務教育だからでしょ。」

それに、