「ってな感じなんだけど」

「難しい話ですのね。」

「そうだね。」

そうだったんだ…ってわかんないよ!

そんな話をしていると村の人たちが集まってきた。

「こ、この子が姫なのか?」
「妖気がほとんど感じられないんだが」
「妖気を隠されているように感じる。」
「ゆ、ら?」

ん?

「ゆらなのか?!」

えっ?

「だ、誰ですか?」

「俺だよ!

妖界での名前は白羅(はくら)だ。人間界では陽向(ひなた)!

思い出しただろ?」

は?