知らなかった。
愛が暖かかったこと。


私、緒方 なつ (緒方なつ)。
止まったままの高校3年生!





















実は私っ……死んでるんですよ.
なんで死んだか?
それは、私の話を聞いてればわかるはず。










私、捨てられた子だったんです。
私のパパとママは私が小さい頃交通事故で死んじゃったの。
それからは誰も信じられなくなった。
誰もが敵に見えちゃって、
居場所がなかったの。愛が、恋が何かなんて
知りたくもなかった。世間なんてそんなものだってこと。知ってたから。

そんな私を境界線に引きずり込んでくれたのは、鷹くん。 桃吉 鷹 (とうよしたか)君。




ハジメテを教えてくれたのは。
君だったの。