恋愛喫茶~大人の恋の在り方~


「あ、優樹寝た?」
リビングに入るとオーナーが声をかけてきた。

「はい。ぐっすり寝ています。
家計簿の整理ですか?」

オーナーは、領収書を見ながらパソコンに記入していた。

「そう、お店の方のね。
悪いね、結花ちゃん。もう寝てもいいから」

「いえ、まだ大丈夫です。お茶淹れますね」
そう言いキッチンに行くとお茶を淹れて持って行く。

「どうぞ」

「ありがとう。
ふぅ…休憩」
お茶を受け取ったオーナーは、お茶をすすりながら溜め息を吐いた。

「どうですか?
売り上げは…?」
訊ねていいのか迷いながら聞くと

「う~ん。まぁまぁと言った所かな…もっとお客数を上げるならチラシを配ったり工夫しないとダメだけど、今の雰囲気を壊したくないし」

そう思い悩む姿を見て経営は、難しいんだなぁ~と感じる結花。

(確かに客が増えたら、あの家庭的な雰囲気が壊れるわよね)