「すまなかった。
妻と子供達を頼んでしまって」
「いえいえ。
今度は、家族揃って遊びに来て下さい」
ニコッと笑顔で見送る結花。
「えぇ、そうさせて貰うわね」
「結花お姉ちゃん、雅樹お兄ちゃんバイバーイ」
優樹がそう言いながら手を振るう。
2人も頭を下げて仲良く帰って行く。
後ろ姿は、喧嘩してたと思えないぐらいに仲良さそうに見える。
「やれやれ…」
溜め息混じりに言うオーナー。
「フフッ行っちゃいましたね」
「あぁ、相変わらず世話の焼ける…まぁ、そこがあの夫婦らしいけどね」
そう言いながら苦笑いしていた。
「私は、凄く羨ましくなりました。
素敵な夫婦だって…」
私もあんな夫婦になりたい。
いつかきっと…。
「じゃあ、早く大学卒業しないとね。
結花の場合は」



