(お父さんが声を出して笑うなんて珍しい)
急に笑い出す父親に驚く結花。
「いや、笑ってすまなかった。子供は、正直だ…何、怒っていないよ!」
そう言ってきた。
「…本当に?」
不思議そうに訊ねる優樹。
「あぁ、瀬良さんと言ったかな?」
「は、はい」
「娘は…田舎暮らしのせいか都会に馴染めてるか心配しててな。どこか抜けてる所があるし…だが、近くに君が居るなら安心だ」
(お父さん…)
「どうか…娘をよろしく頼む」
そう言いながら深々と頭を下げる。
「いえ、こちらこそ…よろしくお願い致します」
オーナーも釣られて同じように頭を下げていた。
それって…
「じゃあ、瀬良さんと付き合ってもいいってこと!?お父さん」
思わず聞く。



