「…でも…」
自分でも申し訳ない気持ちになる。
ダメ…また涙が出てくる。
そうしたらオーナーは、自分の手で私の涙を拭ってくれて
「…ただね。
泣きたくなったら我慢する必要はないから
俺の前でもいいから泣いて…そして最後に笑顔を見せて欲しい」
優しく微笑んで言ってくれた。
その言葉に結花は、ドキッと胸が高鳴った。
「…ありがとう…ございます」
「うん。どういたしまして
じゃあ、行くから」
オーナーは、そのまま私を1人にしてくれた。
彼も大人だ。
優しくて包容力があって…
それに比べたら私は、何て子供なんだろう。
自分が情けなくなってくる。
(これじゃあ…あの人に馬鹿にされても仕方がないのかも知れないわね)
ホットミルクを一口飲みながら思う。
この事は、翌日
正直に里緒に話した。



