(神木松華)


私、神木松華は自分の部屋で盗聴器らしき物を見つけた。


「松華〜。」


私の従妹で家族で親友の愛璃亜がドアをノックする音が聞こえた。


「愛璃亜。」


私はドアを開けた。


「松華。私の部屋で盗聴器らしき物を見つけたんだけど。きっと混血児達の仕


業だよね。」


「愛璃亜。実は私も盗聴器らしき物を見つけたんだけど。」


私はさっき見つけた盗聴器らしき物を愛璃亜に見せた。


「だけど混血児達いつの間に盗聴器を仕掛けたんだろ。」


「私。心当たりあるよ。」


混血児達が盗聴器を仕掛けられるタイミングがあるとしたら混血児軍団の仲間


である小野　弘大(おの　こうた)が家に遊びに来た時としか考えられない。


他に盗聴器を仕掛けるタイミングはなかっただろうから。