俺の彼女はマジ可愛くて天使で女神で花のようで……とにかくヤバイっ!



「おーい!ゆーまぁー!」


……こっちは急いでるってのに。
てか、うるせぇ。

そう思いながらも、俺はしょうがなく足を止めた。


「はぁっ…はぁ…。お前、帰んの早えよ………。
あのさ、今日みんなでカラオケ行かねぇ?」


赤いピンでとめてる髪の毛は金色で。

ちらりと見える右耳はピアス開けてて。

制服は着崩してて。


どこからどう見てもいわゆる“不良”なコイツは俺のダチである吾妻櫂(あづま かい)。


ちなみに、けっこうチビなクセに女好き。