私の初恋…んー…てゆーか、恋って何…?
好きな人はいる。
けど、本当に好きなのかな…好きがわからない…どーしたら好きがわかるの…??
好きな人って言っても保育園での職場体験学習でペアになった男子と子供と遊んでるうちに優しくされて好きかもって思っただけだし…。
よくわかんない。今時の子はどーしてあんなに恋バナや彼氏が出来るわけ。
授業の後、黒板を消しながら考えていると
「遠山、手伝おうか?」
と、後ろの席の山田くんが親切に笑顔で言ってきた。
「え、あ、うんん、大丈夫。ありがとう」
私は笑顔で答えた。
そう、この山田くんが私の好きな人。
優しくて特に目立ちはしないけど、明るくていい人。本当に、いい人だな…。
「萌歌っ!帰ろー!」
友達の西川瑠美ちゃんが言ってきた。
「あ、うん…!」
山田くんの事、瑠美ちゃんに話してみようかなっ…!
けど、やっぱりやめておこう。本当に好きかもわからないし。
好きと気づいた時にしよう。
帰り道、私の頭の中は山田くんでいっぱいだった。
なんか、良く分からない。瑠美ちゃんならわかるかな?
んー…けどダメダメっ!はっきりさせてからじゃないと!
家に帰って何度も何度も考えた。けど、答えは出てこない。
山田くんは話したことなかったけど保育園の職場体験学習で二人のペアにわかれる時にペアになって、話すようになって。
緊張して失敗しそうになった時も山田くんが助けてくれて。優しくて。
保育園児のお昼寝の時間、にじぐみさんの先生が保育園児と一緒に寝てもいいですよって言われて寝た時、山田くんの寝顔が可愛くて、そこに惚れたのかな…??
朝、日直で早めに学校に来ると山田くんが席に座っていた。
「お、よっ!遠山おはよっ!」
満面の笑みで可愛い山田くんに動揺して声が揺れた。
「お、お、おおおおはよう、山田くん」
「おうっ!」
可愛いなぁ、と!そんなこと思ってないで黒板綺麗にしなきゃ!
そんなことを考えながら黒板を拭いてると
「あっ、俺手伝おっか?」
「え、あ…」
「いいよ、その代わり部活の朝練サボってんの内緒な!俺ら二人だけのひみつ」
思わずその表情に見とれてしまった。
隣にいると目のやり場になる…。
「なに?俺の顔なんかついてる?」
笑いながら山田くんが言った
「え、いや、その、ごめんっ。」
「…あっ…あのさ、遠山…」
小さな声で山田くんが頬を赤くしながら言った。
「ん?」
私が言うと
「いや…なんでも」
「そっか」
ニコッと笑いながら言うと、山田くんがニコッとし何秒かしてから
いきなり抱きついてきた。
突然の事にびっくりして黒板消しを落とした。
黒板消しが落ちた音がし、床には黒板消しについた粉が舞う。
「…遠山…」
聞こえたのは小さな山田くんの声と朝から元気のいい野球部の声と真夏のセミの声だけだった。
好きな人はいる。
けど、本当に好きなのかな…好きがわからない…どーしたら好きがわかるの…??
好きな人って言っても保育園での職場体験学習でペアになった男子と子供と遊んでるうちに優しくされて好きかもって思っただけだし…。
よくわかんない。今時の子はどーしてあんなに恋バナや彼氏が出来るわけ。
授業の後、黒板を消しながら考えていると
「遠山、手伝おうか?」
と、後ろの席の山田くんが親切に笑顔で言ってきた。
「え、あ、うんん、大丈夫。ありがとう」
私は笑顔で答えた。
そう、この山田くんが私の好きな人。
優しくて特に目立ちはしないけど、明るくていい人。本当に、いい人だな…。
「萌歌っ!帰ろー!」
友達の西川瑠美ちゃんが言ってきた。
「あ、うん…!」
山田くんの事、瑠美ちゃんに話してみようかなっ…!
けど、やっぱりやめておこう。本当に好きかもわからないし。
好きと気づいた時にしよう。
帰り道、私の頭の中は山田くんでいっぱいだった。
なんか、良く分からない。瑠美ちゃんならわかるかな?
んー…けどダメダメっ!はっきりさせてからじゃないと!
家に帰って何度も何度も考えた。けど、答えは出てこない。
山田くんは話したことなかったけど保育園の職場体験学習で二人のペアにわかれる時にペアになって、話すようになって。
緊張して失敗しそうになった時も山田くんが助けてくれて。優しくて。
保育園児のお昼寝の時間、にじぐみさんの先生が保育園児と一緒に寝てもいいですよって言われて寝た時、山田くんの寝顔が可愛くて、そこに惚れたのかな…??
朝、日直で早めに学校に来ると山田くんが席に座っていた。
「お、よっ!遠山おはよっ!」
満面の笑みで可愛い山田くんに動揺して声が揺れた。
「お、お、おおおおはよう、山田くん」
「おうっ!」
可愛いなぁ、と!そんなこと思ってないで黒板綺麗にしなきゃ!
そんなことを考えながら黒板を拭いてると
「あっ、俺手伝おっか?」
「え、あ…」
「いいよ、その代わり部活の朝練サボってんの内緒な!俺ら二人だけのひみつ」
思わずその表情に見とれてしまった。
隣にいると目のやり場になる…。
「なに?俺の顔なんかついてる?」
笑いながら山田くんが言った
「え、いや、その、ごめんっ。」
「…あっ…あのさ、遠山…」
小さな声で山田くんが頬を赤くしながら言った。
「ん?」
私が言うと
「いや…なんでも」
「そっか」
ニコッと笑いながら言うと、山田くんがニコッとし何秒かしてから
いきなり抱きついてきた。
突然の事にびっくりして黒板消しを落とした。
黒板消しが落ちた音がし、床には黒板消しについた粉が舞う。
「…遠山…」
聞こえたのは小さな山田くんの声と朝から元気のいい野球部の声と真夏のセミの声だけだった。