「ふはっ。日和ちゃんめっちゃ心臓
速いよ?」


「えぇ⁉︎ど、どうしちゃったんでしょうね⁉︎」

私もよくわからない。

先輩とこんな密着してるせいで、心臓が
おかしくなりそうなくらい速く動く。

静まってよ…っ。


「まぁ、いいや。さ、 寝よ」


先輩に頭をポンポンと撫でられた。

安心したせいか、一気に睡魔が私を
襲ってくる。


もう、寝よ……。

私は先輩の腕の中で眠った。





「はぁ。かわいすぎんだよ。俺、マジ
ヤバイよ……」




先輩がこんな事をつぶやいていたことを
私は知らない。