「えと、今日もありがとうございました」

私はあれ以来先輩に毎日のように
家まで送ってってもらってる。


「日和ちゃんのためだし。全然余裕」


「あ、そうですか」


「んじゃ、またね〜」


「さようなら」


先輩は手を振り、家に帰った。

家に入ると、いつもより家が賑やか
だった。


……どうしたのかな?


リビングに行くと、お母さんと、
知らない女性が話していた。

ん?だれ?


「あら、日和。帰ってたの?」


「うん。今帰ってきたとこ」


「こんにちは、日和ちゃん」


知らない女性が私に話しかける。

うわー。綺麗な人だな。


ん?なんかどこがで見たことあるような……。

でも、顔が思い出せないや。