「俺は別に構わないよ?」


「私は、よくないです」


「なんで?」


「女子の方々から呼び出しというものをくらいたくないからです」


てか、こりゃくらうかもね。
だっていろんな人に見られてるし。


2学期が来るのが恐ろしいーーー‼︎


「俺が守るって言っても?」


「ヤ、です」


「かわいー。しょうがないなー」


と言い、先輩は私の手から自分の手を
パッと離した。


「繋ぎたくなったらいつでも言ってね」


「多分、平気だと思います」


「あ、そか!日和ちゃんは恥ずかしがり屋だもんなー。だから、袖を2回引っ張ってくれたら俺から繋ぐよ」


先輩はニッと笑う。

いや、これガチで言ったんだけどな。
ま、いっか。