魔女の瞳

「ふざけるな!!」

こうなったら『畏怖』でも『忘却』でも何でもいい。

傷つけないように魔術で全員無力化させて…。

そう思った矢先。

「うぅっ!!」

私は背後から鈍器のようなもので後頭部を殴られた。

不運は重なるもので、この頃の私はまだ修行不足で、『障壁』の魔術を使えなかったのだ。

だから人間ごときの不意打ちをあっさりと受けてしまった。

「メグさん!!」

エリスの泣き声が聞こえる。

私は床に倒れ、そのまま意識を失ってしまった。

…気絶する間際に見た、エリスの泣き顔。

そして男達の下卑た笑い顔。

私は一生忘れない…。