魔女の瞳

食事が終わり、私は修内太の器を引く。

「まぁ説明はこんな所かしら。何か質問は?」

「いや…ない…」

俯き加減の修内太。

流石に衝撃を受けたようだ。

「ま、何か困った事があったら相談して。私にできる限りの事はさせてもらうから。私の落ち度で迷惑かけちゃったのは事実だしね」

そう言って私は食器をキッチンへと運んでいった。





食器を洗って部屋に戻ってくると、修内太はまだ俯いたままだった。

ショックは相当なものらしい。

『そんなに気落ちしないで。これ以上貴方に迷惑はかけないから』

私がそう言おうとした時だった。

「四門、お前ずっと一人であんなのと戦ってたのか!?」

突然。

修内太は真剣な表情でそんな事を言った。

「え?」

意表を突かれる私。

多分変な顔をしていたに違いない。

「え…ええ…まぁ…年がら年中あんな事してた訳じゃないけどね…身に降りかかった火の粉は一人で払ってたわよ」

「……」

私の言葉に、修内太は何やら思い詰めた表情。

次に何を言い出すかと思えば。

「なぁ四門、旧校舎で見たあの化け物は一体なんだったんだ?」

まぁ、当然と言えば当然の質問だった。