「陸、怪我の調子は?」
「うん、もう大丈夫。
迷惑かけてごめん。未央、海」
「迷惑なんかかかってないよ」
「おう!未央の言う通りだ!!」
(陸の調子も良くなってきたみたいだし…
もうすぐ、支配者が来る時間だ……)
もう5回目ともなるのに私達から恐怖は抜けない。
怖い…嫌だ…やめたい…
気を抜いたらその気持ちでいっぱいになりそうだ。
「みなさん、5th.ゲームの説明をしたいと思います‼︎」
いつも通り、突然現れて、ゲームの説明を開始する。
(このゲームで一体何人死ぬんだろう?)
「今回のゲームは…射的です‼︎」
射的と聞いた瞬間にとても嫌な予感がしたのは気のせいではないだろう。