「今度はどこから銃声が…っ⁉︎」
振り返った瞬間に目の前に真っ赤に染まる水たまりがあった。
(あれ…っ?雨漏りしてる…?)
そんなあり得ないことを考えても意味がなかった。
そう、2番目の人は死んだのだ。
自分の手にある拳銃によって。
人が死んだ…目の前で。
そんなことがあったのに…
人間とは恐怖が行きすぎるとおかしくなってしまうもので…
みんな考えているのだ…
(もう…弾に当たることは…ない)
安心してしまうのだ。
拳銃に入っている弾は一つ。
もう当たることはない…。
「やったわね。
この人には悪いけど…賢吾が死ぬことはないわ!」
なんて口に出している人だっている…。

