『おーい。ゆい!!帰るぞ。』

「はぁーい。」

あたしと晴希はいつものように一緒に下校していた。


いつもはここで晴希が面白い話をしてあたしを楽しませてくれるのに

今日はちょっと空気が違った。


長い沈黙が続いていた。


あたしはこの空気に耐えられなくなり、


「どうしたの??元気ないけど……」

と呟いた。


『何か、分からないんだ。』


「えっ 何が?」


『お前に言っても分からないからいいの。』

「分かるもん。」


『お子ちゃまには分かんないの!』


「もう!!またあたしの事子供扱いしたーー」

『まだ子供だろうが!』


「ちがうもーんだ」


『「あはははっっ^^」』




やっぱりあたしの事なんて妹みたいにしか思ってないみたい。


好きなんて思っちゃ駄目だ。


あとで、自分が傷つくだけ…