美男美女生徒会専用室。

ほとんど人気(ひとけ)がなくなって静かになった学校の廊下を横切り、夢羽と有夜は生徒会室のドアを開けた。

とたんに、中にいた視美と菜啞耶がカッ!とこっちを見てポツリと一言。


『…できてる?』

『できてない!』


夢羽と有夜は声をそろえて断固拒否した。