ジリジリジリジリジリジリジリ~!!

ピピピピピピピピピピピピピピ~!!

キンキンキンキンキンキンキン~!!

けたたましく鳴り響く3つの目覚まし時計を、布団の中から伸びた白い腕3本がバシン!と止
める。

そのあと、布団の中から菜啞耶がひょこっと顔を出した。

菜啞耶は大きな欠伸をした後、ベッドの上にあるメガネを付けた。

「ふあ~…。おはようございま~す…。」

菜啞耶は独り言のように言って、布団から出た。