「じゃあ、おやすみ。」

「おう、おやすみ!」

有夜が自分の部屋へ消えていくのを見て、夢羽たちもドアを開けて自室に入った。

そのとたん。

「わあ~!かわい~!」

夢羽は胸の前で手を合わせて歓声を上げた。

部屋の中は、「ZA☆女子部屋!」とでも言うような、かわいらしい部屋だったからだ。

部屋全体は、白とピンクで統一され、女の子がメイクやおしゃれなどを楽しむドレッサー。ガラスでできた優美なデザインのテーブル。座ったら絶対体が跳ね上がりそうなソファー。ほかにも、かわいらしいぬいぐるみやクッション、写真やブロマイドなどがあった。