学校はやはり暗かった。

誰もいない。

電気もついていない。

そんな学校は、朝昼いつも来ている学校とは全然違った。

その違いがとてつもない恐怖感を醸し出すのである。

4人はただ黙って歩いた。

4人分の懐中電灯が前方に放たれているのでけっこう明るいが、後ろは真っ暗だった。

絶対に後ろは振り向きたくない。

夢羽はそう思った。