ゼー…ハー…ゼー…ハー…

ついさっき、学校中に響き渡るほど大きな叫び声を上げ、校長先生に「うるさい」と怒られ、ホーシンジョータイの4人は、それぞれ椅子の上に突っ伏していた。

「あなたたち…バカなんですか?あんな大声出せば、先生も怒るの当たり前じゃないですか。何せ、あんな小さいことであんなに呶鳴り(がなり)つけることはないじゃないですか。」

「そーだそーだ。鼓膜破けるかと思ったよ。」

「有夜くんが変なこと言うからでしょ。ゼーゼー…」

「もーノド枯れた。ゼーゼー…」

4人はしばらくの間ぐったりしていたが、しばらくすると有夜が言った。

「なんか変な方向に行ったけど…」

『行かせたのテメーだろ。』

「…。」