放課後。

夢羽がカバンに物を詰め込んでいると、隣の席に座っている視美が話しかけてきた。

「ねえ、夢羽さん。」

「はい?」

「これから、生徒会室に来てもらえる?」

「えっ?今日は委員会ないんじゃないの?」

「いいから。」

「えっ?あ、ちょっと!」

視美が夢羽の腕をつかんで無理やりいかせようとする。

夢羽はあわててカバンをつかんだ。

それを待っていたように、視美がすごい力で引っ張っていく。

夢羽はズルズル引き摺られていった。