「私!有夜くんのことが好きになっちゃったみたい…。」
夢羽の声はだんだんと小さくなって、最後のほうはほとんど息になっていた。
が、内容はじゅーぷんに伝わった。
「…。」
『まじで?!』
視美と菜啞耶は声をそろえて身を乗り出した。
夢羽はさらに顔を真っ赤にして、うつむきながら言った。
「う、うん…。」
その声もとても小さかったが、そのテレ顔に視美も菜啞耶も胸をキューン!とつかまれた。
「うんうん!ついに自分の気持ちが分かったか!もーかわいすぎるやばい!応援するよ、応援するよぉ~!!」
「まさに純粋です!かわいすぎますホントに!やっぱり夢羽さんはこうでなきゃです!さすが私の妹です!!」
いつから私は菜啞耶ちゃんの妹になった。
と夢羽は心の中で思ったが、それ以前に視美が夢羽にがっしりと抱き着き、スリスリスリスリしてくるし、菜啞耶が「かわいい我妹よ。」とか言いながら頭をなでなでなでなでしてくるという何とも気持ち悪い(って言ったら殴られる。)状況にあるのである。
「ねぇ…離して?」
『やだ。』
視美と菜啞耶が声をそろえて言い、夢羽はひきつった顔で「はぁ」と息をついた。

