ホントのキモチ。【完】

「莉子?ほんとにどうしたの?ボーっとして」




千夏は私の顔を心配そうに覗き込む。




「っううん!なんでもないよ!」




大袈裟なくらいに私は手をブンブン振った。




ーーーそうだ。




今のは気のせいだ。




相内君と目なんか合うはずなんて、ない。




だから、この胸のドキドキもただの気まぐれ。




そう、気まぐれ……。