「あのね…、自由時間なんだけど…。私、相内くんといてもいい?」 モジモジしながら頬を赤く染めて言う千夏。 風が、吹いた。 「…うん、もちろん!」 笑え笑え、自分。 「ありがと!じゃあ、行ってくるね!」 千夏は元気に走って行った。 もう、私は笑えないのかな…。 作り笑いばっか。 はぁ…とため息がもれる。