「レディース~エン~ジェントルメン!
お待たせしました♪
この瞬間をテレビを御覧の皆様は、大変幸運な方々であると言えましょう……普段、テレビなどには全く出演する事の無い、あの大物ゲストが今夜この番組の為だけに、お越しになって下さっています!」
フォーマルなスーツに着替えたシチローは、ラスベガスショーの司会者の様に、派手なマイクパフォーマンスで視聴者の興奮を煽りたてる。
スタジオの外では……
「プロデューサーーー!視聴率80超えましたぁぁぁ~♪」
「やったぁ~♪」
局始まって以来のこの快挙に、プロデューサーとディレクターは抱き合って喜んでいた。
お膳立てはバッチリである。あとは、バカ殿とヘンなおじさんに扮する子豚とひろきの登場を待つだけだ。
「それでは、皆様お待ちかね!この方の登場です!!」
シチローが大きく広げた手を、幕の方に向かって差し出すと同時に、スタジオ内にドラムロールが鳴り響くと共に、スポットライトがステージの中央を照らし出す。
ほとんど全てのベタ星人が釘付けになっている、そのテレビ画面上に、徐々にその姿が映し出されていく。
「おおぉぉ~~っ♪」
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