チャリパイ9~チャリパイvs宇宙人~


ジョンが投げたナイフに恐れをなしたのか、今のところスタッフ達は大人しく静かにしている。


「これからどうする?シチロー……この人数でスタジオを占拠するのは、ちょっとキビシイんじゃないのか?」


そんなジョンの問い掛けを受けたシチローは、ニッコリと笑うとバッグから蓋の閉まった小さな瓶を取り出した。


「少し古典的な手だが、こいつを使おう♪」


シチローが手にした瓶に入っているのは、速効揮発性の睡眠促進剤……いわゆる、眠りガスである。


「これを、空調設備のエアダクトに設置して、30分ほど待つ……その間オイラ達は、この防毒マスクを着けて準備をしておく。
ティダとオイラは、機材のチェック…ジョンは“スターウォーズ特集”のVTRのセッティング…ガスがおさまったら、コブちゃんとひろきは、最初のネタの為のメイクと着替えを済ましておく事!」


「了解~♪」


いよいよ作戦開始である。シチロー達は、各人マスクを被り、空調設備へと“眠りガス”の設置に向かった。