「なる程、そういう事か……」
ジョンは立ち上がって、スーツに付いた砂埃をはらうと、懐から銃を取り出した。
「わああ~っ!ジョン!銃なんて出すなよ!」
後ろで見ていたシチローが、慌ててジョンにしがみついた。
「だってアイツ!通りたかったら自分を殺せって言ったぞ?」
「そういう日本語があるんだよ!……つまり、何があってもここは通らせないって意味だよ!」
それを聞いて、ジョンは納得したように銃を懐にしまった。
「日本語はムズカシイんだな……」
命を賭けた板倉による鉄壁の守衛所……どうやら、ここを通って中へ入るのは不可能なようである。
シチローは、ため息をつきながら言った。
「仕方ない……ここは、“作戦B”に変更だ」
作戦Bとは一体……?
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