【長】野球ボール

バッターボックスで構える一輝を見て、すごく懐かしい気持ちになる…。


ドッ!!


マシーンからボールが飛び出した。


カッキーン!!


次の瞬間、綺麗なミート音が鳴り響く。


そして皆は目を見開いた。


「ははっ……アイツ…!!」


いつの間にかきていた監督が笑った。




「バカ一輝!!何だそのでたらめな飛距離!!」


ソウソウが遠くから叫んだ。


「ははっ…これでもなかなか飛ぶだろ?」


そんなのありなの…?

なんと一輝は、右手一本でボールを打った。


「ははっ!!やるじゃんか…キャプテン!!」


ソウソウの声がグラウンドに響く。


……一輝バカじゃんっ。

もー…どんな努力したのよ…!!


あたしの視界が涙で見えなくなっていく。