【長】野球ボール

「最初はバッティング練習だけど、一輝どうする?最後に打つか?」


一応ソウソウなりの気遣いだと思う。


復帰したばっかで、いきなり打てるなんて思ってない。


だって今は大会一週間前。


練習のレベルも極限まで上がってる。


マシーンの速さもかなり速めだし。




「いや、先に打ちたい!!今までどんだけ俺が我慢してたと思ってんだよ」


「……そか。よし、じゃあ行ってこい!!」


バッターボックスに向かって歩き始めた一輝。


「〜♪♪♪♪」


え?鼻歌?


あたしはすっかり忘れていた事実を思い出した。


もしかして自己中モード!?


皆が少し不安げな顔をしてる中、あたしは別の不安を見付けてしまった。