【長】野球ボール





「ねぇ…ソウソウ?」


その日の練習が終わってから、あたしはソウソウに相談しようと思って声をかけた。

練習後なら、リハビリ行ってる一輝はいないから…。


「……キョンキョンの言いたいこと分かる。それでさ、俺考えたんだけど…」


ソウソウの話を遮って、励ちゃんが口を挟む。


「俺も思ってた。監督のとこ行くんでしょ?」


「監督?」


そっか、監督に話せば…。

あたし、そんなとこまで考えてなかったよ。




「そう。監督に一輝を試合に使う気があるのか聞く。結局判断するのは監督だからな」


「そーいうこと」


力強く頷いて、監督がいるであろう体育教官室にあたし達は歩き始めた。


正直、不安の方が強いけど…何もしないよりはマシ!!