そして、検査の結果が出た。 左腕以外は問題なし!! ……本当によかった。 一輝によく聞いてみると、あたしが見たあの鉄の山。 あの中に一輝がいたわけではなく、山の向こうに一輝はいたらしい。 運がよかったのか、持ち前の運動神経が働いたのか…それはよく分からないけど。 一輝はあの鉄でケガしたわけではないということで、少しホッとした。 でも一輝の左腕は、昨日見たときよりガッチリとギプスで固められていた。 痛々しい光景。 でも一輝は”痛い”なんて言わないんだ…。 弱音ぐらい吐けばいいのに…。