【長】野球ボール

「ねぇ叶夏ちゃん?」


普段あんまり話さない励ちゃんの口から出たとは思えない言葉達…。

でも全部事実。


「……うん。一輝が心配するようなことは何もないよ?」


下から一輝を見つめ上げる。


「……そっか。なんか悪いな、励!!」


「ううん。じゃあ叶夏ちゃん、俺がんばってみるから」


「うん!!きっと大丈夫だよっ」


あたしの声に笑顔で応えて、あたし達から離れて行った。




「励の…恋の相談?」


鈍感マイペース男でも、それぐらい分かるんだね。


「うん。でも励ちゃんなら大丈夫だよっ」


「……叶夏、それわざと?」


「へ?」


「俺にわざとヤキモチ妬かせてるだろ」


ドキッ