【長】野球ボール

「励ちゃん偉い!!がんばってね!!」


あたしはそう言いながら、励ちゃんの頭を撫でた。


「あははっ。俺、子供じゃないよー?」


そんな言葉を言いつつも、嫌がらない励ちゃんはかわいい。


きっとうまくいく!!


そんなとき……

急にあたしの後ろから声がした。




「……何イチャついてんの?」


「あ、か…一輝!!」


「さっきから…ずっと二人で話し込んでんじゃん」


明らかに不機嫌な一輝。


「いや、えーと…」


隠し事は何もないんだけど、励ちゃんの話をサラッと言う気も起きなくて、曖昧に答えてしまう。


「何してんの?」


どうしよう…。

そんなあたしの心の声が伝わったのか、励ちゃんが口を開いた。