【長】野球ボール

「なるほど。それは落ち込むかも」


あたしだって一輝と離れることになったら、生きていけないよ…。


「はは…」


笑う励ちゃんだけど、心から笑ってるって感じじゃない。


「昔はいつも一緒にいたけど…今は高校も違うし、朝たまに会うぐらい。だけど三日前、メールがきて知ったんだ」


「メール?」


わざわざメール?

最近は関わりないのに?




「大学はここを離れるかもしれないって、簡単な内容だった」


「それってまだ決まったわけじゃないの?」


「いや、ほぼ決定みたい。滑り止めに地元も受けるみたいだけど、たぶん第一志望受かると思う」


「……頭いいんだ」


それは更に悩むよね…。


「そういうこと。俺、どうしたらいいんだろう」


励ちゃんがこんなに追い詰められてる姿、初めて見たかも。

あたしにも…何かできるかな?