【長】野球ボール

「あーでも!!後から俺にしとけばよかったなんて、後悔しても遅ぇからなー!!」


あたしの隣にいるのは、いつもの元気なソウソウだった。


「俺もスッパリ諦めて、キョンキョンより美人で、いい子見つけてやるし!!」


「……あはは」


本当にソウソウは優しいよね。




「一輝に泣かされたら、いつでも言ってこいよ?逆に俺に気遣う方が許さねぇからっ」


「うん!!てか、あたしよりいい子とかいないでしょ♪無理だと思うけど、がんばって探して」


「うわーキョンキョンありえねぇ!!クッソ絶対見付けてやる!!覚えてろよっ」


嘘だよ。

あたしよりいい子にだって、ソウソウなら出会えるよ。


あたしがよく分かってる。

ソウソウは素敵な男の子。


「じゃあ…あたしそろそろ行くね?」


「おー…がんばれよ!!」


ソウソウの言葉に笑顔で応えて、あたしは歩き始めた。